竹原前市長敗北
竹原が破れましたね。
公務員の給料はどうなるのでしょうか。
公務員とマスコミは日本人の敵という構図になりました。
・ブログ市長、敗れる―。竹原信一前市長(51)に対するリコール(解職請求)成立に
伴う鹿児島県阿久根市の出直し市長選は16日、投開票され、リコール運動を
進めた市民団体の元役員で新人の西平良将氏(37)=写真=が竹原氏を破り
初当選した。議会を招集せずに専決処分を繰り返す市政運営で波紋を呼んできた
竹原氏だが、その独善的な手法に市民が「NO」を突きつけた。
「あんたたち、マスコミが竹原さんを殺したんだ。あんたらも人の子なんだから、
考えて報道しろ」―。午後10時ごろ。落選の報を受け、竹原氏の後援会関係者が
絶叫した。選挙事務所で約30人の支持者とともに開票を見守った竹原氏は、
864票差で敗れた。
「一言で言えば、市職員が勝ったということ。今回の選挙は竹原対職員組合。敗因は
職員の人数、お金の力…」。議会改革や職員給与の引き下げなどの行政改革に
意欲をみせていたが、その思いはかなわなかった。
竹原氏はこれまで市職員や議会を「特権階級」と批判。官民の給与格差に不満を
募らせる市民の支持を取り付ける戦術を取った。議会を招集せずに、副市長選任や
職員ボーナスの半減など、違法性が指摘される専決処分を行ってきたが、対話に
よる市政の正常化を訴える西平氏に及ばず。「報道が選挙結果に影響した。報道と
職員が結託した」と八つ当たりとも取れる発言をした。
2008年に市長に初当選したが、就任当初から議会と対立。2度の不信任決議案で
失職した。09年5月の出直し市長選で再選されたが、リコール成立で再び失職。
一部報道陣との対立も続き、「マスコミがいる」として、議会への出席を拒否したことも。
「ブログ市長」とも呼ばれ、自身の思いをネット上でぶつけたが、障害者への配慮を
欠いた記述が批判を浴びたこともあった。
竹原氏は今後の身の振り方について「今後のことはまだ考えられません。何も分からない」と
ぽつり。対話を訴えた新人候補に敗れた“独裁者”は、報道陣の質問を遮り足早に姿を消した。